ドイツ・デュッセルドルフ
勇気づけ子育てサポーター
増田 衣惠(きぬえ)です。
【ドイツと日本の幼稚園の違い③先生】
ドイツと日本の幼稚園の違い③。。。
幼稚園選びの参考になればと思っております。
それでは本日は、
私の経験した幼稚園の違い
先生について
私は
ドイツの幼稚園教諭の資格も持っています。
その国家資格を取得するときに、
すでに違いがありました。。。。
2年間学校で勉強した上に、
3年目は1年間の実習に入るのです。
始めの2年間の間にも短期で実習にはいくのですが、
それだけでは先生になることはできません。
その点日本は、
2年の短大生活の間に、1~2週間実習に3回ほど行って、
先生になれてしまう。
3回の実習先は、様々。
晴れて卒業すると、
いきなりクラス担任になったりするわけです。
30年ほど前は一クラス35人を一人で担任。
今考えると無謀ですよね。
ドイツの専門学校では、
始めの2年間の間に、
学童保育へ実習に行ったり、
身体障碍者施設で実習をしたりもします。
幼稚園に限らず、その方面でも働くことができるからです。
そして、最後に1年間の実習。
その間にも2週間に1日くらいは
学校へ行き講義を受けます。
1年間の実習の間に、
プロジェクトを4-6種類おこない、
論文を書いて提出します。
私がそのプロジェクトで注意されたことは、
声のトーン。
「日本人の先生の元気な明るい声だと、
子どもも一緒に浮足立って、
落ち着かなくなるので、
声のトーンを落としてください。」
と指導されました。
また、
絵本の読み聞かせをした際には、
「あなたは先生のポジションになっている。」
と注意されました。
私たちは、保育者であるから、
先生の様には振舞わなくてよいと。。。
確かに他の先生を見ると、
5‐6人の子どもと
一緒にソファーに座って、
絵本を読んで一緒に楽しんでいます。
大家族のお母さんみたいな感じですね。
外遊びの時も、
めったに先生は一緒に遊んでくれません。
角に立って、見守っているといった感じですね。
先生が集まってお話している幼稚園も見かけます。
危険がないかだけは観察しながら、
先生同士でおしゃべりしているのでしょうね。
社会性のところでもお伝えしましたが、
子どもを見守り、
自主性を育てることに重点を置いています。
必ず子どもに目が行き届くように
子ども25人に
2人の先生がついています。
日本の先生は、
ほんとに丁寧だなと思います。
細かいことも見ていてくれて、
逐一お母さんに報告。
一人一人のお母さんとコンタクトがとれるように、
努めていますね。
あとは、
色々手伝ってくれることが多いように思います。
そして、一緒に遊んでくれる。
だから、先生の周りには、
いつも子どもたちがワチャワチャしているような。。。
私もどちらかというと、
真剣に子どもと遊んでしまうタイプでした(^O^)/
あと大きな違いは、
ドイツの先生は、
オンチな人が多い!
これにはびっくりしました。
日本の幼稚園の先生は、
資格を取る時にピアノは必須です。
そして、日本人は歌が上手い!
私は、オンチな日本の先生に
出逢ったことがありません。
でも、
逆にドイツに来てから、
歌のうまい先生に会うことが
めったにありませんでした。
これは日本の音楽教育が優れているのでしょうね。
ドイツの先生は、
あんまりよく見てくれていない
という意見も聞きますが、
日本の先生のように、
こと細かくは見てくれていないかもしれません。
子どもたちを信じて、任せていることが
多いからだと感じます。
とにかく子どもたち自身に
経験してもらうのが
幼稚園です。
私の個人的な見解で、
3回に分けて、
ドイツと日本の幼稚園の違いについて
書いてみました。
どちらにも
メリット、デメリットはありますね。
とにかく、子どもたちが
元気に楽しく過ごせる場所であれば何よりです。
幼稚園のことで他にご質問ありましたら、
このメールにてご連絡下さい。
メッセージは私にしか見えませんので!
週末、少し暖かくなりそうです。
新学期がスタートしたばかりの一週間
お疲れさまでした!
お子様たちも、緊張から、解放!
のびのびゆっくりと
お過ごしください!
いつも、
[subscriber:firstname | ]さんを
応援してます!
参考にしていただけますと
嬉しいです♡
今日も
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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